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​画像検査とは

​画像検査と聞くと、画像を使って病気を見つけたりすることを想像されるかと思いますが、弊社では画像(カメラ)を使った検査システムの提供を行っております。ここでは画像検査で出てくるさまざまな用語について説明します。

​外観検査(visual inspection)とは、部品や製品の品質を確認する検査のことです。品質を確認するための検査には様々な機器などが用いられますが、外観検査では、主に対象物表面の汚れ・シミ・傷・割れ・欠け・バリなどをカメラで撮影し、画像を処理した結果で良否判定します。良否判定には、検査員の目視検査による判断基準から定義を作ることが重要で、定義が曖昧になるとカメラでの検査結果も曖昧になってしまいます。

寸法検査(dimensional inspection)とは、部品や製品が図面通りの公差内に収まっているかを確認する検査です。図面の公差などからカメラの検出能力を検討しますが、レンズや照明も含めた光学条件選定が重要です。検査によっては2Dのカメラでは対応が出来ないため、3Dのカメラを用いる必要もあります。尚、カメラを用いた寸法検査は通常校正された機器を用いるわけではないので、あくまで判定用になります。より良い品質を維持するためにも、寸法に狂いが生じていないかの点検作業も重要になります。

​画像検査に関連する製品

​国内外に様々な画像検査に関連する会社がありますが、大きく分けると、

機器・検査アプリケーション・AI Deep Learning(以下、DL)製品・測定機器等にわかれます。

 ・機器は、画像センサや画像処理装置、カメラ・レンズ・照明・ケーブルなど

 ・検査アプリは、半導体やコネクタ、電子部品等に特化した製品

 ・AI DLは、良品学習のみの簡易AI製品から、教師あり学習製品などアプリケーションに特化した製品  

 ・測定機器は、幾何公差等に対応した2D・3D製品、白色干渉法等を利用した三次元測定器等

ほとんどは生産設備等に組み込まれ自動化などに活用されますが、検査の要求内容に応じてプログラム開発が必要になるなど、いろいろな要素が求められてきます。

選定には、お客様へ納入後、スムーズな運用ができることを念頭に打合せを重ねることが重要です。

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